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院長日誌 2016年6月

痛みの慢性化のメカニズム

捻挫やぎっくり腰などの急性のけがが起こってから、痛みが慢性化してしまいなかなか治らない場合があります。
それは、痛みの悪循環のために引き起こされている場合があります。

まず身体にとって痛みとは、急性でも慢性でも非常事態です。身体はその以上から逃れようと戦闘モードになります。
この戦闘モードは自律神経のうちの交感神経が活発になっている状態です。

交感神経が活発になると、全身の血管や筋肉が収縮します。
そのため、けがした部分や痛いところの血流が悪くなり虚血の状態(組織が酸素欠乏の状態)になります。
組織の酸素が欠乏すると、細胞が活動しづらくなり回復が遅くなります。
また、NO(一酸化窒素)などの痛みを発する物質が生成されるため痛みが生じます。

一方で交感神経が活発になることで、消化機能が抑制されます。
消化機能が抑制されることで、胃もたれ、便秘などの症状が起こります。
また、交感神経により戦闘モードが続きますので、不眠になったりもします。

これらの症状は、ストレスということになります。
ストレスの影響は、巷でもよく言われていることですが交感神経が活発になり自律神経のバランスが崩れてしまします。
また、痛み自体もストレスとなります。
このように初めの痛みを引き金に、交感神経が活発な戦闘モードが続きなかなか痛みがとれずに慢性化してしまうことがあるのです。

まとめると、
けが→痛み→交感神経が活発になる→内臓の不調によるストレス・痛みによるストレス→交感神経が活発になる→血行不全→酸欠により回復が遅れる・痛み物質が発生→痛み→交感神経が活発になる→・・・・・・

ひがし鍼灸整骨院でも、治療の際は交感神経をできるかぎり刺激しないようにつとめています。具体的には、患者さんには静かな環境で施術を受けていただいたり、治療の説明は事前にしっかり行い不安な気持ちを起こさないように努めています。
また、施術自体にも自律神経調整に特化した施術を行うこともあります。

慢性痛がなかなか良くならない方は、本日説明したように自律神経が絡んで慢性化しているのかもしれません。
お困りの方は、ひがし鍼灸整骨院までご相談ください。

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